起業は一人でするべき?友人と起業する際のリスクとは?
起業をしたいと考えている女性の中には、
「友人と一緒に起業してみたいな」
「友人と一緒なら心強いな」
と思っている人もいるでしょう。
ただ、友人と起業するのはあまりおすすめできません。
この記事では、友人と一緒に起業をする際のリスクについて詳しく解説していきます。
目次
・友人と起業したいと考える女性は意外と多い
友人と起業したいと考える女性は意外とたくさんいます。
その理由は、
・心強い
・安心
・楽しそう
と考える人が多いからです。
・女性が友人と起業するメリットとは?
冒頭で、友人と起業するのはあまりおすすめできないと解説しましたが、友人と起業をすることで得られるメリットもいくつか存在しているのです。
・・心強い
友人と一緒に起業すれば、何かトラブルが起こったとしても、一緒になって解決していくことができますよね。
また、わからないことが出てきたときや、選択肢が多い時などは、相談しながら意思決定していくこともできます。
そのため、起業したことがない人や、ビジネス初心者でも安心して仕事を進めていけるようになるのです。
・・女性ならではのアイディアがたくさん出てくる
一人でアイディアを考えるよりも、二人で考えた方が効率的です。
自分では考えつかなかったアイディアを友人が出してくれたり、二人の案を合体させて、より良いアイディアを考えたりすることも可能になります。
起業には、発想力や想像力が非常に大切になりますので、友人と起業することで良いビジネス案が浮かんだり、問題の解決案が浮かんだりするのです。
・女性が友人と起業するデメリットって何?
では次に、女性が友人と起業するデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
・・お金の事で揉める可能性がある
友人と起業することによって、お金の事で揉めてしまう可能性が一気に高まります。
「親友と起業するから問題ない」
「私たちは絶対に大丈夫」
と思っている女性もたくさんいるでしょう。
ビジネスがあまりうまくいっていない段階だと揉める可能性は低いです。
むしろ、ビジネスがうまくいっていない段階、スタートアップの段階は、お互いに切磋琢磨して軌道に乗せようとするため、仲良く仕事ができると言えるでしょう。
問題はビジネスがある程度軌道に乗ってきた時です。
ビジネスが軌道に乗るということは、会社にもお金が残るようになり、友人と自分の報酬も増えてくるでしょう。
この時に、
「私の方が少ないのはなんで?」
「私の方が仕事しているのに」
と揉めてしまう可能性が高くなるのです。
このようなトラブルで、どちらかが会社を去らなければならなくなったり、絶縁状態になってしまったりするケースも比較的多いため、注意しましょう。
・・立ち位置で揉める可能性がある
友人と起業をすると、立ち位置で揉める可能性も高くなります。
社長が二人という形でも全く問題ないのですが、このような組織形態だと意思決定がスムーズに行えなくなってしまう可能性があるのです。
中には、
「私はずっと二番手でいいよ」
と言ってくれる友達もいるでしょう。
しかし、人間には欲がありますから、ビジネスが軌道に乗ってくると考えが変わってくることも多々あります。
こうなってしまうと、どちらが社長になるのかで大揉めする可能性が高くなりますので注意が必要です。
・・意思決定がうまくいかなることもある
友人と起業する場合、最初の頃は二人で同じ目標に向かって走っていける可能性が高いのですが、ある程度ビジネスが安定してくると、お互いの目標に食い違いが生まれてしまうことがあります。
例えば、
「私は規模を拡大せず、サービスの質を高めることにリソースを注ぎたい」
「私はどんどん従業員を増やして、日本一の会社を作りたい」
というような食い違いが生まれてしまい、揉めてしまう可能性が高くなるのです。
こうなってしまうと、どちらかが折れなければ話が進まなくなってしまうため、最悪の場合けんか別れになってしまうことも考えられます。
・・人件費が2倍になる
自分一人で起業する場合は、自分が生活していける最低限の報酬額で問題ありません。
しかし、友人と起業する場合は、当初から人件費が2倍になりますので、仮に20万円ずつ報酬で受け取るとしても合計40万円の費用がかかる計算になります。
起業当初から安定して売り上げが立ち、利益が出るのであれば問題ありませんが、そうでない場合はかなり経営が苦しくなってしまうでしょう。
・まとめ
友人と起業することで得られるメリットもいくつかありますが、長い目で見るとデメリットの方が大きくなってしまう可能性が高いです。
「絶対に大丈夫」
と思っていても、いつかは意見の食い違いやお互いの不満が爆発してしまうものですので、友人との起業はあまりおすすめできません。
これから自分でビジネスをしていきたい、何か新しいことを始めたいと思っているのであれば、心細いかもしれませんが自分一人で進めていくようにしましょう。